凡大学生の読める日常

履き慣れたスニーカーで靴擦れする

就活メランコリー

就職活動、真っ只中。

 

企業説明会に疾走する日々。

一瞬でも「なんだこれ」とならないように、

そんなことを考える暇が無いように

忙しなく動く。

企業から企業へ。駅から駅へ。

 

満員電車、嫌になる

Yシャツのきつい首元嫌になる

「やりたい事…」嫌になる

人事の笑顔嫌になる

 

 

あぁ、ダメだ。「なんだこれ」の思考に陥る。

耐えろ耐えろ。

 

就活を終わらせることが目的の

こんな時間。クソすぎる。

 

ムカデ人間の最後尾のクソ。

 

 

働くこと、とは

 

小中高大、長い時間をかけてこんな俺を作り出すな。

 

「就活最高!早く働くたい!!」思想の

俺を作り出してくれよ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

母親はもう他人

僕の母親は毎日お酒を飲み、酔う。

 

そんな生活をもう20年以上繰り返している。

僕は小さい時からそんな母親が大嫌いだ。

母親は酔うと人格がガラリと変わるし、同じ話を何度もするし、同じ質問を何度もする

よくこんな人と結婚したなと、父親が愚かに見える。

 

小学生の頃、5時に遊びから帰ってきても

もう家には母親の姿はない。次に会う母親はよっている母親。

もう他人。

今日あった事、楽しかった事を伝えることはもう出来ない。

 

中学生、高校生の頃はサッカー部に所属していて

毎日、お腹を空かして家に帰るが

そこにはもうちゃんとご飯を作れる母親はそこにはおらず

焦げた肉(味付けは焼肉のたれ)、べちゃべちゃな米、を毎日食っていた。

 

毎日練習があって練習もしんどくて

「ご飯」くらいしか楽しみがなかった僕は相当しんどくて

 

諦めて自分でご飯を作るようにした。

しかし、そんな僕をみて

母親は寂しくなったのかヒステリックを起こして

「私はいらないの」と泣いていたこともあった。

 

正直、そんな姿を見ても何の「申し訳ない」とかの

感情が起きなかったので

心底嫌いだったのだと思う。

いや、思うというか心底嫌いだ。

 

その辺りから、「酔っている母親」ではなく

「酔っている知らない人」が家にいる感覚になっていった。

 

大学生になりご飯くらいは自分で買って食べられるようになったので

最近、会話を特にしない。

あんな不出来なご飯を食べなくて済んでいる。

たまに、家にいて「ご飯作ったから食べな」と言われてご飯を出されても

もう食べる事が出来なかった。

他人のおばさんが作ったご飯としか思えなくて

「不潔」だと感じてしまった。

酒を飲み酔っ払っている母親が嫌いだったのに

いつの間にか母親、本人が嫌いになっている。

 

続き

 

 

 

 

ペンギンさんみたいだね。

満員電車。

 

着駅。ドアが開く

 

座っていた男が「はっ」と気づき

慌てて立ち上がり、

密集の中をかき分けながら男がホームに出ようとする。

 

その男はちょこちょこ小股でドアまで向かう。

その様、まるで

「ペンギンさんみたい」 なんだそれ

 

 

摂氏45度

蹲る。

羽毛布団の中は熱い。

灼熱。およそ摂氏45度。それは言い過ぎだ。

気分は少し良い。

何故なら、ちょっと面白い夢を見たかたらだ。

一見すると一人の太った人に見えるけど、

近くによると体にポコポコと顔が4つあってどうにも気持ち悪い。

話を聞くと右胸の辺りから出てる顔が「4人をくっ付けられた」という。

太もものおじさんがこっちを見ている。

目が合うと私はなんだかにやけてしまう。

夢から覚めても頭にくっきり残る残像。

 

こんなことで、気分が良くなって

外に出てみようか。と思う。

虚像に勇気付けられて何をしてるんだろう。

 

落ち込みこじらせてベットに潜り込む。

 

もうベットは冷たい。

必死に生きているフリをする。

 

夜になればまた眠る。

結局こころの栄養で決まるんだ

蹲る。

羽毛布団の中は熱い。

灼熱。およそ摂氏45度。それは言い過ぎだ。

気分は少し良い。

何故なら、ちょっと面白い夢を見たかたらだ。

一見すると一人の太った人に見えるけど、

近くによると体にポコポコと顔が4つあってどうにも気持ち悪い。

話を聞くと右胸の辺りから出てる顔が「4人をくっ付けられた」という。

太もものおじさんがこっちを見ている。

目が合うと私はなんだかにやけてしまう。

夢から覚めても頭にくっきり残る残像。

 

こんなことで、気分が良くなって

外に出てみようか。と思う。

虚像に勇気付けられて何をしてるんだろう。

 

落ち込みこじらせてベットに潜り込む。

 

もうベットは冷たい。

必死に生きているフリをする。

 

夜になればまた眠る。

諭る、さとる、サトル

仲間を見に水族館へ。 

 

金魚の水槽

トンネル型の水槽

 爬虫類の水槽

 

どこの水槽にも居る、端の方で全く動かない魚たち

 

水槽にいる同じ種類の魚は元気に泳いでいるのに

微動だにしない魚たち。

 

その魚たちは『諭ったさかな』。

わかっているんだ。

水槽にいることを。ここで一生を終えることを。

 二度と大きな海に帰れないことを。

 

だから 

ただその場に止まり続ける

動いても意味がないから。どんなに激しくヒレを動かしても

前に進んでも、必ず壁に当たる。

大海原には無い 透明の壁に。範囲の終わりに気付く。

そして、ただ生きる。ただ漂う。まるでもう死んでるみたいに。

 

彼らを見ると憫察する。

 

ぼくも、水槽にいるんではないか、

なにかに飼われているんじゃ無いか。

街を歩いてて、透明の壁に当たるかもしれない。

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バカみたいにしっかりエサには喰いついて。

 

これを書いてる今も、なにかがぼくを見ているかもしれない。

観賞用の室内に入れられてるかもしれない。

 

ぼくを見ている何かはぼくを『諭ったにんげん』として

嬉々として、好奇な目で観察しているのか。

 

ぼくが魚を見るように。